7月11日、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科木工専攻の学生23名に、
NPO法人アースワーカーエナジーと一緒に
「天使の森」森林資源研修を行いました。
今後、三河地域材を使った商品の共同開発をしていくに当たり、
岡崎市の山の現状や、中山間地域の諸問題に触れて頂くため、
現地に来ていただきました。

想像の森とは程遠い、荒れ果てた「実際の人工林」のすがたを、
真剣な眼差しで見つめていました。
このような人工林の荒廃は、岡崎だけでなく全国で見られる問題です。

初めて触れる伐採したばかりで
乾燥していない「生の木」に感動する学生たち。

お土産に桧の輪切りを頂いて下山し、当社の木工チームのある
森林組合に向かい、レクチャーを受けました。

その後、地元の方や武蔵野美術大学OBも招いた懇親会では、
生まれや育ち、年齢の壁を越えての交流で話に花が咲き、
ついつい遅くまで盛り上がってしまいました。

木に携わっていく者として、山の管理は大切な使命です。
若者の山への関心が薄くなっていることや、
少子高齢化等、様々な問題を抱えています。
学生たちも真摯に受け止めている様子でした。

三河地域材を活用した商品開発へ、大きな一歩を踏み出しました。