～パズルの案内文より～

　「天使の森」は、愛知県岡崎市にある岡崎城の南側を流れる乙川の水源となる山の奥にあります。乙川は市街地の景観に潤いを与えるとともに、上水道の主要な取水源の役割を果たす大切な川です。乙川の恵みを豊かなものとして子や孫の世代に伝えていくために、ＮＰＯ法人アースワーカーエナジーが「天使の森」で100年かけて在来種による自然の森づくり活動を行っています。

　また、障害福祉サービス事業所サポートくすの木（豊川市）の協力を得て製作され、障がい者の自立支援を応援しています。

　パズルの素材は三河地域で取れたヒノキです。ヒノキは主に建築用材として知られていますが、木の効用については以外に知られていません。愛知教育大学の小川正光教授の研究によると、木を使った学校教室ではコンクリートに比べ身体的に疲れにくく、情緒的にも安定する傾向が確認されています。このパズルを通して、木の良さに触れ、地域に豊かな森林があることを皆さんに知っていただければ幸いです。（デザインには山間地に生息する動物、イノシシ・サル・タヌキ・トリが用いられています。）