こちらはA邸に使われている断熱材です。
陽と風の家の断熱材には自然素材のウールブレスを使っています。こちらは羊毛からできており、断熱性能だけでなく高い吸放湿性能を持っています。この吸放湿性能のおかげで壁の内側が結露せず、構造材の耐久性を落とすことなくカビの発生も抑えることができます。外からは見えない場所に使われる素材も、住む人の快適な暮らしを支えます。
南面外壁に施工予定の桧羽目板材です。
玄関ポーチの庇同様、外部で使用するため、材料に防腐・防蟻剤を加圧注入した「タフの木」を使います。現在は防腐剤の加圧注入を終え、自社で設計・建築した輻射熱式低温乾燥機内にて乾燥中です。
玄関ポーチの庇工事が完了しました。ポーチの庇周りはすべて木材を化粧(そのまま)で見せる仕様です。雨風、紫外線などを受けやすい場所なので、柱・土台・軒等の木材はすべて防腐材を加圧注入した「タフの木」を使用しています。
今回の物件では、樹脂サッシ(アルゴンガス入りLow-Eガラス)を採用しており、建物全体の高断熱化を図っています。
環境先進国では、窓に対して厳しい断熱基準が設けられており、熱貫流率が一定の数値以上(樹脂又は木製サッシにLow-Eガラス仕様)でないと家を建てることができない所もあります。
建物の熱の流入出の15%は屋根からということもあり、断熱材には高性能フェノールフォーム材(厚60mm)という非常に断熱効果の高いものを使用しています。屋根断熱工法なので断熱層より上の熱気を逃がす通気層も十分に確保しています。
屋根の仕上げは耐震性を考慮し、素材重量が軽く、耐久性も高い、ガルバリュウム鋼板を使用しています。建物が和モダン調ということもあり、色はギングロで横葺き形状の落ち着いた仕様になっています。
12月18日にA邸の安全パトロールを行いました。安全パトロールでは、施工現場が安全、清潔な状態に保たれているかをチェックします。足場と家との間隙や現場のゴミ処理状況、仮設トイレの清掃状況まで詳しくチェックを行いました。
12月14日にA邸の棟上げが行われました。
構造材は地元、岡崎産のヒノキ丸太を自社で製材した材料です。
土台には、自社で防腐・防蟻剤を加圧注入した「タフの木」を使用しています。
梁に空いたほぞ穴に柱のほぞをはめこんでいます。
普段は壁の中に隠れてしまう柱や梁ですが、骨組みとしてしっかり家を支えていることがわかります。
一日であっという間に家の形が出来上がっていきます。
最後に、住んでからも建物がずっと無事であるようお祈りする儀式「上棟式」を行いました。
11月下旬から建物の基礎工事が始まりました。
まず、基礎を補強する鉄筋を配置します。
次に、型枠を組み、その中へコンクリートを流し込みます。
長く快適に住むための住宅は、長く家を支える基礎づくりから。
基礎工事も大事な家づくり要素のひとつです。