「お朔日参り」とは、古くから伝わる、毎月1日(朔日)に神社に参拝する風習のことです。
「朔日」とは新月のことで、月の運行を基準とした太陰暦では、1日は新月で、15日は満月になります。
現在は、太陽暦を使用していますので、必ずしも1日が新月ではありませんが、毎月1日には、いつもより早く起き、自分の住む土地の氏神様・鎮守様をお参りし、無事に過ごせた1か月への感謝と、新しい月の無事(無病息災、家内安全)、生業繁栄などを祈念する風習として残っています。
私は初詣に行った事がきっかけでひとつの願い事の願掛けのために朔日参りを始めたので、最初は「お願いします!お願いします!」とお願いばかりしていたのですが、ある時宮司さんから「お願い事をするのではなく、先月の感謝をしてまた今月も頑張りましょう」と言われ、それからは先月の無事を感謝するようになりました。
このように言うと私がとても信仰深いと思われるかもませんが、我が家はバリバリ神道と言うわけでもありません。
ただ、神社という清々しい場所でひと月のスタートをきるのはなかなか気持ちの良く、心落ち着くものなのでこれからも続けて行きたいと思っています。