朝家を出たときに感じる風が日に日に涼しくなり、もう秋がくるんだなぁとしみじみ思う今日この頃。秋といえば食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など色々ありますが、私は最近寝る前の読書を始めました。
寝る前にスマホの光を見ると睡眠の質が落ちると聞いたことがありますが、私は寝るまで何もしないのが落ち着かなくてついついスマホを見てしまいます。そこで寝る前に読書の習慣をつけようと思い、星新一先生のショートショートの本を少しずつ読んでいます。ショートショートとはとても短い短編小説で、1話数ページのお話が1冊の本にたくさん詰まっています。
長編小説もおもしろいのですが、私は続きが気になると途中で止められないタイプなので、寝る前に読み始めるとついつい夜更かししてしまうことがあります。ショートショートであれば「1話の終わり」がたくさんあるので、その時自分が満足したところでいつでも読み終わることができると思い、「ショートショートの神様」として知られる星新一先生の本を読むことにしました。
そんな理由で選んだショートショートですが、実際読んでみるととても短いのに引き込まれるお話の数々に驚きました。星先生の作品はSFで1冊の中でもそれぞれ違う設定の様々な世界が楽しめるのはもちろん、1話ごとの短い物語の中に「どうなるんだろう」というドキドキ感や予想をひっくり返されるような展開、読み終わった後に考えさせられる結末など、たくさんの魅力が詰まっています。
短いけれど広くて深いショートショートの世界、ちょっとずつ読み進めていきたいと思います。