土台は地面に近いため湿気が貯まりやすい場所になります。桧は水に強く腐りにくい性質なので土台に使用しています。桧(作り)と聞くとなんだか高級な感じもしますが、他に土台に向いているといわれる栗・青森ヒバなどに比べると、桧の方が安いくらいです。
土台建ての技術は飛鳥時代には日本に入って来ていましたが庶民の住宅に普及し始めたのは18世紀の後半と言われています。それまで掘立柱建築が主流だったのは礎石建築や土台建建築よりも剛性が高かく強いと考えられるからです。地震災害が多い日本では、昔から住宅の強度や構造に関心が高く、耐振、免振、制振など今でも様々な考え方があります。
当社では、基礎と土台の間にゴム製のパッキングを挿み込み、日常的に発生する振動を吸収し家への負荷を減らしています。