難燃処理・防蟻処理

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木材には良い点がいろいろありますが、燃え易く、腐ったり虫に食べられたりするなどの弱点もあります。こうした弱点を少しでも補えれば、家はより長く使い続けられます。そのため仕口加工が終った時点で構造材全てに難燃処理を行います。
使われる薬品はホウ酸を主体とした化合物で自然界に存在する安全な物質からできており、VOC14種類については厚生労働省が定める指針値をクリアしています。ノンハロゲン系の物質なので、熱などによって有毒ガスを発生することもありません。
この薬品は木材を燃え難くするだけではなく、防蟻効果もあります。防蟻処理は地面から1mくらいの高さまでが一般的ですが、屋根裏からも侵入してくる外来の白蟻(アメリカカンザイシロアリ)による被害などを考えると、全ての構造材に防蟻処理をしていた方が安心です。