建築の手帖

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chapter5 「森を守る間伐材」

食の安全性・流通履歴(トレーサビリティ)が叫ばれる中、自宅で野菜を作ったり花を育てたりしている方が増えているそうです。何気なくホームセンターの園芸コーナーを歩いていたら、間伐材をチップにしたものを土の代わりに使う、土ではないチップの園芸土というものを目にしました。こういうところで間伐材の有効利用がなされていることに驚きましたが、土と比較して果たしてその効果の程は?知り合いに聞いてみました。

国産スギの間伐材から特殊な加工を経て作られるこの商品は、エコマーク認定商品の許可を受けており、世に出てからまだ4~5年だそうです。

寄せ植え.jpg

特にマンションのベランダで野菜や花を育てる方に人気のようで、原材料は木材なので、必要が無くなったら普通の可燃ごみとして処理できること、ほのかに木の香りがすること、水やりの必要があるか一目でわかる、などが今の生活様式にマッチしているのでしょう。そもそも園芸土というのは、①栄養素(保肥力)②水(保水力)③植物を支える、すくすくと育つために欠かせない役割を果たしていますが、この木材チップから作られた園芸土は、本物の土と比較してその保水力や発育スピードの優位性は抜群だそうです。

植林の様子.jpg

森では1,800㎜間隔で1ヘクタール(10,000㎡)あたり約3,000本の苗木が植林されています。建築資材などとして利用するため(用途により異なりますが)200本程残し、残りの2800本を人の手で間伐します。植林も、間伐も急斜面を登り、機械ではなく手作業で1本1本行う大変な作業です。山を遠くから見ていると分かりませんが、一歩森の中に入ると手入れされた森は太陽の光が地面に届き、下草が生え、多様な植物が共存できる状態となります。

間伐材を使うことで森を健康に保ち、培養土であれば私達に花を育て実などを収穫する楽しみを与えてくれます。こういった間伐材から生まれたものを積極的に取り入れたいものです。

  

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