木材・建材事業

「タフの木」について

 

防腐木材「タフの木」のセールスポイント

 

安全で環境にやさしい

タフの木に用いる薬剤は、成分に重金属を含まないため、安全性・環境影響性の面で優れた有機系の薬剤です。水分による成分の溶脱が少ないため、環境への影響を抑えることができます。燃焼した場合も、有毒なガスは発生しません。
また、この防腐薬剤は公益社団法人日本木材保存協会より優良木材保存剤として認定を受けています。

安全性能試験データ

ヒメダカ11尾を入れた水槽に薬剤処理木材を沈め、96時間様子を観察した結果、タフの木では他の薬剤に比べ十分な安全性が確認されました。

試験体 半数致死体積量※
タフの木 48cm3/5L以上
銅系薬剤処理試験体 11.6cm3/5L
有機系薬剤処理試験体 3.8cm3/5L
※被験体の50%が死亡すると評価される化学物質の投与量

 

成分溶脱性試験データ

JIS K 1571の溶脱操作を各薬剤処理試験体に実施した後、溶脱液を回収して各代表成分量を定量し、溶脱率を算出しました。この結果、タフの木では他の薬剤に比べて溶脱率が低いことが確認されました。

試験体 分析成分 溶脱率(%)
タフの木 DMPAP 1.7
銅系薬剤処理試験体 16.8
有機系薬剤処理試験体 DDAC 23.0

 

JISの規定を満たす防腐・防蟻性能

タフの木では、防腐および防蟻性能について、JIS規格K1571「木材保存剤-性能基準及びその試験方法」に準拠して、室内防腐試験および野外防腐試験を行っています。

防腐試験データ 

● 室内防腐試験

木材腐朽菌を成育させた培養基に試験木材を入れて12週間静置し、試験木材の重量減少率を評価した結果、タフの木の平均質量減少率は性能基準(3%以下)を満たしました。

供試体 供試菌 平均質量減少率(%)
タフの木 オオウズラタケ -1.4
カワラタケ -1.3
無処理材 オオウズラタケ 54.8
カワラタケ 49.0

 

● 野外防腐試験

試験杭を土に埋め込み、腐朽の評価を行った結果、無処理材は1年半時点で耐用年数を迎えたのに対し、タフの木は試験開始から5年経過時点で目立った被害はありません。
よって、タフの木は性能基準(耐朽比3以上)を満たしました。

試験地:(財)建築研究協会野外試験地

 

防蟻試験データ

● 室内防蟻試験

 家シロアリの職蟻150頭と兵蟻15頭を入れた容器に試験木材を入れて3週間静置し、試験木材の重量減少率を評価した結果、タフの木の平均質量減少率は性能基準(3%以下)を満たしました。

供試体 平均死虫率(%) 平均質量減少率(%)
タフの木 100 1.3
無処理材 8 31.8
試験機関:京都大学 生存圏研究所

 

● 野外防蟻試験

試験杭を土に埋め込み、蟻害の評価を行った結果、タフの木の試験開始2年時点の食害指数は0であり、性能基準(食害指数10以下)を満たしました。

試験地:(財)建築研究協会野外試験地

 

加圧注入による内部への薬剤含浸

木材に防腐加工を行う場合、塗布・浸漬・吹き付けなどの方法では薬剤は木材表面にしか定着しません。小原木材では加圧注入を行うことにより、木材内部まで薬剤を浸透させることができます。

薬剤含浸調査データ

材料に薬剤が含浸しているか調査するため、ATR-FT-IRを用いたIRスペクトルの分析を行いました。この結果、加圧注入による薬剤の内部への含浸が確認されました。
試験機関:名古屋大学