木の買い付け

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木にも旬の季節があります。「伐り旬」(きりしゅん)と呼ばれ、秋から冬の終わりまでがそれに当たります。春から夏にかけて木は勢い良く水を吸い上げ、木質部は栄養が豊富な常態になっています。春夏は他の生物の活動も活発となり、伐採した場合、虫やカビが付きやすくなり木材の品質が心配されます。そうした虫などの活動が収まる秋になると、木も根から水を吸い上げなくなり、材料として安定してきます。伐り旬は伐採後のカビや虫の影響も少なく、また、材料の強度も優れるとも言われています。そのため、次の春に木の水上げが活発になるまでの期間に多くの木が切り出されます。
この時期に額田の山に赴き、次年度に備えてまとまった量の木材を買い付けます。